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2010/08/31 宣伝会議連載 WEBマーケティング注目事例(1) 福田敏也

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

WEBマーケティング注目事例(1)
Balls VS. SANSUKE

written by:福田敏也

 sansuke.JPG

ユニリーバ AXE 「SANSUKE~ the master of body wash~」

  

「それがCMというフォーマットかどうかは、もはやどうでもいい」。2010年のカンヌ国際広告祭において、その流れは大きく加速した。Film LionでGold以上を受賞している映像の中には、これまで通りの120秒、90秒、30秒というものから、3分、4分、7分という長尺ものまで、あらゆる長さの広告映像が等価に並ぶラインナップとなった。テレビCMというフォーマットへのこだわりは、この10年のカンヌの歴史の中で戸惑いと変化とともに激しく議論されてきたのだと思う。2002年のBMW FILMS。それ以来、広告映像の定義と評価が、メディア進化を見据えながら広く討議されてきたのだ。


YouTubeを代表とする無料の映像メディアが拡大し、100万以上のビューを稼ぐ映像が普通に存
在する昨今。かつて企業が自社ブランディングのために作成していた広告映像は、必ずしもテレビという出口でなくとも広くたくさんの人々にシェアされる可能性が生まれている。広告映像が表示される「Screen」が多様化し、広告映像の担い手は、その多様性を意識したコミュニケーションを設計する必要性に直面している。CMプランナーから広告映像プランナーへ。その肩書き名称の変更を迫られる時代になってしまったのだ。


ユニリーバ・ジャパンが、男性用ボディソープとボディウォッシュツールの発売にあわせて、ブランド映像「SANSUKE」を8月からオフィシャルサイトとYouTubeで公開開始した。三助という日本独自の洗いのプロにフォーカスし、そのドキュメンタリー風映像を面白おかしく組み立てている。今年のカンヌでGoldを受賞している「Cleans Your Balls」は、同じ商品の欧米版映像。日本チームが日本独自の視点で「洗い」というテーマに挑んだ「SANSUKE」は、欧米チームのビュー数を超えられるか! Balls VS. SANSUKEの戦いの今後がたいそう気になるのであった。

※BMWがサイトで公開したショートフィルム。

『宣伝会議』9月1日号掲載分より)

 

 written by:777Interactive 代表取締役 福田敏也

博報堂で15年間マス広告のクリエイティブにたずさわったのち96年からネットの世界へ。現在は777の代表としてメディアをまたいだユニークな広告コミュニケーション設計を展開中。

 

 

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