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TOP » その他のカテゴリ » 宣伝会議連載 自社メディア戦略としてのWEB(1) 平塚元明
WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。
自社メディア戦略としてのWEB(1)
熱い顧客/冷たい顧客
自社サイトを構築する時に最も気をつけなければならないことは、無意識のうちに「熱い顧客」像を前提としてしまうことだ。趣向を凝らしたリッチなプレゼンテーション、大量のページ数、ひしめきあうボタン、長文のテキスト...。自社のこと、あるいは自社製品について"熱心に"知りたがっている顧客の期待に十全に応えなければ...と、あれもこれもてんこ盛りになるわけだが、ちょっと冷静になってみる必要がある。
自社サイトのことは一旦忘れて、自らが顧客の立場でアクセスする他業界の企業サイトでの体験を思い浮かべてみよう。たぶん、そんなに腰を据えてじっくりと閲覧するようなことは少ないのではないだろうか。知りたいと思った情報が、趣向を凝らしたリッチなプレゼンテーション、大量のページ数、ひしめきあうボタン、長文のテキスト...といったものに阻まれてすぐに見つからず、イライラしたことはないだろうか。
「熱い顧客」をもてなすことももちろん重要なのだが、サイト構築にあたって本当に心を砕かねばならないのは「冷たい顧客」像をしっかりとイメージすることである。最小限、何を見てほしいのか、体験してほしいのか。生活者の情報リテラシーは急激にたくましくなっている。マス広告が送り手の意図通り見られなくなっているという避け難い傾向は、WEBサイトにもまた当てはまるのである。
「マス広告の時代は終焉し、WEBの時代へ」という一見威勢の良い単線思考に、素直な人ほど騙されやすいので要注意。
(『宣伝会議』11月1日号掲載分より)
written by: マーケティングプランナー 平塚元明
1989年博報堂入社。ネット広告実験部署「博報堂電脳体」を経て、2003年に独立。パズル取締役、アンツ相談役。
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