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2009/11/02 宣伝会議連載 WEBマーケティング注目事例(1) 荒井孝文

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

WEBマーケティング注目事例(1)

リッチな体験を可能にするWEB広告

IMG_1358.jpg

専用マーカーの入った用紙をPCのWEBカメラの前にかざすと...? 

新しいマーケティング・ツールに関心の高い広告人の中で話題の「AR」(Augmented Reality=拡張現実)は、WEBサイトを博物館やテーマパークのような施設として、訪問者に"体験"させることが可能だ。

ARはディスプレイやスクリーンに映し出された現実世界の映像に、3D物体や文章などの情報をリアルタイムに付加する技術である。最近のノートPCはWEBカメラ付きも多く、WEBカメラを通して三次元の仮想世界を提供することがARにより比較的容易になってきている。

日本でも今年8月に劇場公開された映画『ナイトミュージアム2』のオーストラリア版の公式サイトでは、映画内で博物館に展示されているキャラクター「ティラノサウルス」「民間用飛行機の真紅のヴェガ」「深海に生息するダイオウイカ」をARによって動き回らせる"体験"ができる。

事前に同サイト内で専用の画像が入った用紙(以下『マーカー』という)を印刷、WEBカメラにマーカーをかざすとパソコンのディスプレイ上にキャラクターが現れ、映画のシーンのように動き出したり、映画の予告編も流れる構成となっている。

さらに、オーストラリアの新聞「デイリー・テレグラフ」は、新聞広告をマーカーとして、新聞をWEBカメラにかざすとキャラクラーが動くという、これまでの伝統的な紙媒体からインタラクティブなデジタル体験ができる広告として設計されている。

ARの広告利用はまだ試験的な感じもするが、マーカーが入った用紙を工夫したり、現物を見せることが難しい商品を仮想体験できるコンテンツなど、単なるカタログ表現に留まらないブランドやサービスの"リッチな体験"をWEBサイト単独でも、また紙媒体と連動させて提供することも可能だ。ARは今後のマーケティングにおける注目のツールだと思う。

 

『宣伝会議』11月1日号掲載分より)


written by:東芝 広告部 国内広告担当 部長代理 荒井孝文

東芝 営業企画部、地方支社を経て、本社のシステム事業、iバリュークリエーション事業部を経て2006年より広告部。現在、WEBを中心としたデジタル広告を担当。

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