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2010/12/01 宣伝会議連載 AR広告の第一人者が語る 拡張現実のお話(1) 川田十夢

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

 

AR広告の第一人者が語る 拡張現実のお話(1)

ARの本質は"省略"

そこに斬新はあるのか?

written by:川田十夢


僕らが最初にAR広告を手掛けたのは約1年前、まだクライアントに提案しても、総じて「?」って頃。「AR=拡張現実」という概念を専門用語で説明しても伝わらないので、まずはその原理の斬新さが一瞬で分かるプロトタイプ作品を5つほど作った。それがAR三兄弟の始まり。

未だに、iPhoneをかざしてそこに見えるのがARだと思っている企画担当者がいる。間違いではないが、全てでもない。場所に紐付いたタグが可視化される、そのアイデアはセカイカメラだけで十分。追随する類似アプリがたくさん出たけど、結局それを凌駕するアプリは現れなかった。所詮真似ごと、当たり前のことである。

僕らは最初から「セカイカメラではできない全てのこと」をコンセプトに、ARのプロトタイプを作った。セカイカメラはインフラを目指したのに対し、僕らは誰でも分かる作品を目指した。その分かりやすさは、多くのクライアントを呼び込み※僕らは国内におけるAR広告の第一人者となった。

多くのARアプリが存在したのに、なぜAR三兄弟が選ばれたのか? それは「斬新」の正体をいち早く捉えていたからだ。ARという技術には、様々なプロセスを省略する機能がある。省略によって、人々は「斬新」な印象を抱く。

これから、AR広告を企画しようとする皆さん。アイデアに「斬新」は宿っていますか? それが欠けていると、AR広告としては失敗に終わると思います。失敗しないためにはどうすればいいか、以後3回にわたって解説します。


※AR三兄弟が手掛けた企業プロモーションは、日産自動車、PARCO、フジテレビなど多数。


『宣伝会議』12月1日号掲載分より)


written by: 未来開発プロダクション ALTERNATIVE DESIGN++

川田十夢

ARを実体化する「AR三兄弟」として、国内外のAR広告を数多く手掛ける。『AR三兄弟の企画書』が絶賛発売中。TwitterIDは「cmrr_xxx」。

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