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2010/06/01 宣伝会議連載 モバイルマーケティング注目事例(4) 細金正隆

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

モバイルマーケティング注目事例(4)

ケータイで、受験勉強ウチコもう。
written by:細金正隆


uchico.jpg 


 
http://uchico.jp
 
 
 
ギシギシギシギシ、ワジンデン♪ ロック死語(645年)だぜ、大化の改新♪ 一度聞いたら耳について離れないラップのフレーズは、中高生を対象とした受験のための無料学習サイト「uchico(ウチコ)」の「歴史deラップ」。歴史の年号が語呂合わせのラップで覚えられてしまう人気コンテンツだ。

uchicoの会員は現在60万人。大部分が中高生だ。テストに出そうな問題がフラッシュゲームで覚えられたり、ケータイをパカパカ開け閉めするたびに、待ち受け画像が変わる暗記デコ画などエデュテイメントコンテンツが満載の楽しい勉強サイトになっている。

受験勉強は孤独なもの。「uchico」のコミュニティではmixiのマイミクと同じように「勉とも」を作って一緒の目標に向かって仲間と励まし合いながら勉強ができる。

モバイル×教育というと、2008年カンヌでチタニウムを受賞したミリオンキャンペーン※を思い出す。日本では個人情報保護や青少年保護の観点から規制があり、ああいう方法はなかなか取れないが、uchicoを見ると、難しく複雑なことをわかりやすく伝える広告のノウハウは、教育の現場に新しいソリューションを提案できる可能性を感じる。

サイトのビジネスモデルは模索中である。中高生にセグメントされた良質なコミュニティだけに、リサーチパネルとしての利用や、テーマパークをスポンサードするような中長期的な広告主などを想定している。スマートフォン、タブレットPCへの進出については中高生のモバイルがいまだガラケー(ガラパゴスケータイ)中心ということで、ユーザー動向をウォッチ中だ。さらに「uchico」には「こころ部」という派生サイトがある。ケータイを通じて子どもたちが事件やいじめなどに繋がらないようにとケータイ業界の内側の知識やノウハウを漫画で提供したり、悩み相談をQ&Aの形で公開している志の高い啓発サイトだ。
 
※通信費を肩代わりしたり、コンテンツプロバイダーなどと組んでインセンティブを用意した仕組み自体が巧みで高く評価された教育キャンペーン。

『宣伝会議』6月1日号掲載分より)


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written by: 電通 コミュニケーション・デザインセンター モバイル・コミュニケーション開発部 部長 細金正隆

エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター、およびモバイル表現研究所所長。今年で、マス広告クリエーティブにかかわった年数とインタラクティブ領域での年数がほぼ同じになりました。

 

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