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2010/05/01 宣伝会議連載 モバイルマーケティング注目事例(3) 細金正隆

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

モバイルマーケティング注目事例(3)

フツーの検索じゃつまんないカモ。コレカモ.net

korekamo.jpg
「コレカモ.net」iPhone版


「愛がほしい」と尋ねると「気がつかないだけで身近にあるかも。」と返してくる。
そんな商品検索がかつてあっただろうか(笑)。コレカモネットは、東急ハンズや無印良品の膨大な在庫から、どんなリクエストにも答えてお勧め商品を提案してくれる、ユニークな在庫検索サービスだ。答えてくれるのはコレカモさんという「鴨」のキャラクター。あたかも人格があるような会話が話題になっているのだが、中身はツイッター連動型商品検索ボット。

このサイト、オリジナルなインターフェイスにこだわらず、みんなが使っているツイッターをベースに開発している点が最大の特徴だろう。PCやスマートフォンの電源を入れて最初に使うのは、いまやグーグルでもヤフーでもなくツイッター。生活者がいる場所に出向こうと思ったら、ツイッターのプラグインのような形でシームレスにメッセージやサービスをデリバリーした方が効率がいい。

ツイッターベースなので、検索のタイムラインが、ダダ漏れするのもミソ。ほかの人の検索結果が見られることで、思わぬモノへ興味が飛んでいったりする。これまでの投稿数は2万4千件、コレカモさんのボットフォロワーは約9千人。実際に来店し購入に至った人数もかなりの数に上るそうだ。
コレカモさんのあいまいな検索結果にカミつくユーザもいるが、炎上しそうになると「ボットにまじレス、かっこわるい」と周囲の人が消火してくれるという。

コレカモさんとの対話を楽しみながら豊富な商品在庫を知り、ちょっと店舗にも足をのばしてみるかという気にもなってくる。コレカモネットは、行動ターゲティングやリコメンドエンジンが追求する方向とは逆で、むしろ、ツイッターを活用した「ソーシャルマーケティング」的な試みとして成功している。
この実験、今後お取り置きや配送サービスなどへの発展もあるカモ...。ということで楽しみである。

『宣伝会議』5月1日号掲載分より)


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written by: 電通 コミュニケーション・デザインセンター モバイル・コミュニケーション開発部 部長 細金正隆

エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター、およびモバイル表現研究所所長。今年で、マス広告クリエーティブにかかわった年数とインタラクティブ領域での年数がほぼ同じになりました。

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