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「宣伝会議」本誌連動企画

2009/12/01 宣伝会議連載 モバイルマーケティング注目事例(2) 村上勇一郎

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。


モバイルマーケティング注目事例(2)

テレビCMから新規ユーザーを強力誘引

deco2.jpg
iMenuトップに出稿した画像(左)とアイフリーク「デココレ」のモバイルサイト(右)

音楽やゲーム、ナビゲーションサービスなど、ケータイコンテンツのテレビCMが増加している。不況で以前は高値の花だったスポットCMの料金が値下がりしたことも影響して、現在ざっと数えただけでも80種類以上のCMが地上波で放映されている。そのひとつにデコメサービスを提供するアイフリーク社がある。

NTTアドの調査によると、10~20代の女性の90%以上がテレビを見ながら携帯電話を操作している。この現状を踏まえ、アイフリークと電通が今年8月に打ち出したのが、テレビCMとドコモのメニュートップ広告とを連動させた施策だ。テレビCMでサービス画面を表示し、検索を促す。その狙いは普段ケータイだけではリーチしきれない中関与層へのアプローチにある。デコメのユーザー属性を考えると、まさにターゲットの利用シーンに合致している。

この施策は、予想通り未開拓だった新規ユーザーの獲得に貢献した。テレビCMを見てモバイルで検索する人に対して、明確で強力な橋渡しをしたことで、テレビCMで関心を持った人たちをモバイルサイトまで連れてくることに成功したのである。

公式サイトのトップジャック広告だけでは、既存ユーザーはだんだん見慣れてしまいがちだ。たとえるならば、同じ畑で、同じ作物を作りすぎると、生育が悪くなるのと似ている。そういった意味で、今回のテレビCMは土壌に"追肥"する効果があったものと思う。

ところで、今回のインタビューで面白かったのは、同社のスポットCM出稿に関する考え方だ。「安いからといって、地方だけでスポットCMを流してもダメ。東京でも同時にCMを流すことで、はじめて地方でも『流行っている』と認識され、広がっていく。バズは常に東京から」との考え方を持っているのだ。

今回はドコモのみを使った連動施策であったが、今後はほかのキャリアへの展開も望まれる。

『宣伝会議』12月1日号掲載分より)


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