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2009/11/02 宣伝会議連載 海外デジタルマーケティング最新動向(1) 関 良樹

WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けする『宣伝会議』の連載「WEB MARKETER's view」。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

 

海外デジタルマーケティング最新動向(1) 

英国でネット広告費とテレビ広告費が逆転、その意味は?

 

全世界的に2009年前半の広告費は減少傾向にあるが、その中には注目すべきポイントも見受けられた。

先日のIAB*の発表によれば、英国の09年前半の広告費は全体で17%の減少であった。一方でオンライン広告は4.6%伸張し、その結果23.5%のシェアを占め、テレビ広告費の21.9%を超えた。

これは、生活者自身のメディア接触が変化しつつあることと、同時にROIをしっかり見極めようとするクライアントの意思の表れではないかと思う。

たとえばフィンランドでは、人口の2.5%の11万8250人が80%の売上げを生み出している。よって極論を言えば、コミュニケーションは2.5%のカスタマーのみに伝達すれば成功とされる。そのため、セグメントが可能であるオンラインを起用するケースも少なくない。

いわゆるロングテール型のアプローチがなされるわけだが、だからといって、マス広告の効果が幻想だと決めつけるのは早い。

マス広告で商品やサービスの社会的な価値を提示する。そしてオンラインによってエンゲージメントを獲得する。こうした考え方が今後より一層必要になってくる。

メルセデスベンツは、英国で広告予算の半分をデジタルメディアに投資すると9月に発表した。もともとヨーロッパ企業がデジタルメディアに投下する広告予算は、平均で約40%と言われている。それを上回るメルセデスの判断は、先見性と、より効果的な広告投資の追求の結果といえるだろう。

 

『宣伝会議』11月1日号掲載分より)

 

written by:アサツーディ・ケィ 第二クロスコミュニケーション局 局長 関 良樹

次世代のコミュニケーションデザインをベースとした数々のキャンペーンプランニングを実践。2009年カンヌ国際広告祭プロモ部門審査員。

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